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最終更新日(本文):2011年03月20日
(2010年4月21日から)

1.ライト・ラガー


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1A.ライト・アメリカン・ラガー

アロマ:モルトのアロマはほとんど感じられない〜無しだが、あるとすれば穀物的、甘いまたはトウモロコシのよう。ホップ・アロマは無し〜軽いスパイシーまたはフローラルな香り。弱いレベルのイーストの特徴(グリーンアップル、DMS、フルーツ感)は任意で、あっても良い。ダイアセチルは無し。

外観:非常に薄いストロー色〜薄い黄色。白で泡だらけのヘッドがほとんど持続しない。非常にクリア。

フレーバー:クリスプでドライなフレーバーで、穀物的またはトウモロコシのような甘味を低レベルで伴う。ホップ・フレーバーは無〜低レベルの範囲。ホップの苦味は弱レベル。わずかにモルティー〜わずかに苦いまでバランスは変化するが、どちらかといえば同程度に近い。高レベルの炭酸によりわずかな酸味またはドライな「刺激」がある。ダイアセチルは無し。フルーツ感も無し。

マウスフィール:ライスやコーンと言った副原料を高い割合で使っているため非常にライトなボディ。非常に高炭酸で舌の上でわずかに炭酸の刺激。水のように思えることもある。

総合印象:非常に爽やかで渇きをいやす。

コメント:標準的な世界的なラガーより低比重で低カロリー。強いフレーバーは欠陥。できるだけ広範囲の一般大衆に興味を持たせるようデザインされている。

原料:二条または六条大麦に副原料として高い割合(40%まで)のライスまたはコーン。

諸元:OG:1.028 - 1.040, FG:0.998 - 1.008, IBUs:8 - 12, SRM:2 - 3, ABV:2.8 - 4.2%

市販例:Bitburger Light, Sam Adams Light, Heineken Premium Light, Miller Lite*, Bud Light*, Coors Light*, Baltika #1 Light, Old Milwaukee Light, Amstel Light [*印は日本で入手可能なもの]

2010年03月15日更新

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ただいまお試し期間中!お気軽にご連絡下さい。

1B.スタンダード・アメリカン・ラガー

アロマ:モルトのアロマはほとんど感じられない〜無しだが、あるとすれば穀物的、甘いまたはトウモロコシのよう。ホップ・アロマは無し〜軽いスパイシーまたはフローラルな香り。弱いレベルのイーストの特徴(グリーンアップル、DMS、フルーツ感)は任意で、あっても良い。ダイアセチルは無し。

外観:非常に薄いストロー色〜薄い黄色。白で泡だらけのヘッドがほとんど持続しない。非常にクリア。

フレーバー:クリスプでドライなフレーバーで、穀物的またはトウモロコシのような甘味を低レベルで伴う。ホップ・フレーバーは無〜低レベルの範囲。ホップの苦味は弱〜中弱レベル。わずかにモルティー〜わずかに苦いまでバランスは変化するが、どちらかといえば同程度に近い。高レベルの炭酸によりわずかな酸味またはドライな「刺激」がある。ダイアセチルは無し。フルーツ感も無し。

マウスフィール:ライスやコーンと言った副原料を高い割合で使っているためライトなボディ。非常に高炭酸で舌の上でわずかに炭酸の刺激。

総合印象:非常に爽やかで渇きをいやす。

コメント:強いフレーバーは欠陥。ほとんどの国で造られている標準的な大量生産ラガーを含む国際的なスタイル。

原料:二条または六条大麦に副原料として高い割合(40%まで)のライスまたはコーン。

諸元:OG:1.040 - 1.050, FG:1.004 - 1.010, IBUs:8 - 15, SRM:2 - 4, ABV:4.2 - 5.3%

市販例:Pabst Blue Ribbon, Miller High Life, Budweiser*, Baltika #3 Classic, Kirin Lager*, Grain Belt Premium Lager, Molson Golden, Labatt Blue, Coors Original, Foster's Lager [*印は日本で入手可能なもの]

2010年03月15日更新

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アドバンストブルーイング

1C.プレミアム・アメリカン・ラガー

アロマ:モルトのアロマは弱〜中弱程度で、穀物的、甘いまたはトウモロコシのよう。ホップ・アロマは非常に弱い〜中弱のスパイシーまたはフローラルな香り。弱いレベルのイーストの特徴(グリーンアップル、DMS、フルーツ感)は任意で、あっても良い。ダイアセチルは無し。

外観:薄いストロー色〜金色。白で泡だらけのヘッドが長く残らない。非常にクリア。

フレーバー:クリスプでドライなフレーバーで、穀物的またはモルトのような甘味を低レベルで伴う。ホップ・フレーバーは無〜低レベルの範囲。ホップの苦味は弱〜中レベル。わずかにモルティー〜わずかに苦いまでバランスは変化するが、どちらかといえば同程度に近い。高レベルの炭酸によりわずかな酸味またはドライな「刺激」がある。ダイアセチルは無し。フルーツ感も無し。

マウスフィール:ライスやコーンと言った副原料を使っているためミデアム・ライトなボディ。高炭酸で舌の上でわずかに炭酸の刺激。

総合印象:爽やかで渇きをいやすが、一般的にスタンダードまたはライトなバージョンよりも満腹感がある。

コメント:プレミアム・ビールはスタンダードまたはライトよりも副原料を少なめに使用している傾向があり、オールモルトの場合もある。強いフレーバーは欠陥であるがプレミアム・ラガーはスタンダードまたはライト・ラガーよりフレーバーが強い。高級アメリカン・ラガーからアメリカで見られる典型的な「輸入」または「グリーン・ボトル」の国際的ビールまでをカバーする世界的大量生産ラガーの広いカテゴリー。

原料:二条または六条大麦に副原料として25%までのライスまたはコーン。

諸元:OG:1.046 - 1.056, FG:1.008 - 1.012, IBUs:15 - 25, SRM:2 - 6, ABV:4.6 - 6.0%

市販例:Full Sail Session Premium Lager, Miller Genuine Draft*, Corona Extra, Michelob, Coors Extra Gold, Birra Moretti, Heineken*, Beck's, Stella Artois, Red Stripe, Singha* [*印は日本で入手可能なもの]

2010年03月15日更新

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残りわずかとなりました。注文はお早めに!

1D.ミューニック・ヘレス

アロマ:心地よい穀物的な甘味、クリーンなピルス・モルトのアロマが支配的。弱〜やや弱いスパイシーなノーブル・ホップのアロマがあり、(ピルス・モルト由来の)DMSの弱い特徴が背後に感じられる。エステルやダイアセチルは無し。

外観:中位の黄色〜薄い金色、透明でクリーミーな白い泡を伴う。

フレーバー:わずかに甘く、モルティな輪郭。グレインとピルス・モルトのフレーバーが支配的で、モルティな味覚を支える弱〜中弱のホップの苦味を伴う。弱〜やや弱いスパイシーなノーブル・ホップのフレーバー。フィニッシュと後味にモルティさが残る。クリーン、フルーティなエステルやダイアセチルは無し。

マウスフィール:ミデアム・ボディ、中程度の炭酸、スムースなモルティさで収斂味の痕跡を伴わない。

総合印象:モルティだが十分に発酵したピルス・モルトのショーケース。

歴史:ピルスナー・スタイルに対抗するため1895年にGabriel SedlmayerによってミュンヘンにあるSpaten醸造所で造られた。

コメント:ピルスナーとは違い、親戚であるミューニック・デュンケル同様、ヘレスはモルトの強調されたビールで、過度に甘くなくどちらかと言えばモルト・フレーバーに焦点が当てられており、脇役として裏に潜んだホップの苦味を伴う。

原料:中程度の炭酸水、ピルスナーモルト、ドイツ原産のノーブル・ホップ種。

諸元:OG:1.045 - 1.051, FG:1.008 - 1.012, IBUs:16 - 22, SRM:3 - 5, ABV:4.7 - 5.4%

市販例:Weihenstephaner Original, Hacker-Pschorr Münchner Gold, Bürgerbräu Wolznacher Hell Naturtrüb, Mahr's Hell, Paulaner Premium Lager, Spaten Premium Lager*, Stoudt's Gold Lager [*印は日本で入手可能なもの]

2010年03月15日更新

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3月1日暫定オープン!

1E.ドルトムンダー・エキスポート

アロマ:弱〜中の(ドイツまたはチェコ原産の)ノーブル・ホップ・アロマ。適度なピルス・モルトのアロマで穀物的〜やや甘め。(水および/またはイースト由来の)サルファリーなアロマが最初に感じられ、(ピルス・モルト由来の)DMSの弱い特徴が背景に感じられることもある。ダイアセチルは無し。

外観:薄い金色〜濃い金色、透明で持ちの良い白い泡。

フレーバー:ピルス・モルトもノーブルホップも支配的でないが、少々モルティーな甘味を伴って両者が良くバランスしており、スムースな上にクリスピーで爽やかなビールを作っている。バランスは最後まで持続しホップの苦味が余韻としていつまでも残る(フィニッシュがわずかな甘味く感じられる製品もある)。クリーン、フルーティなエステルやダイアセチルは無し。水由来のミネラルの特徴が感じられることもあるが、通常は表立ったミネラル・フレーバーが出てくることは無い。

マウスフィール:ミデアム・ボディで中炭酸。

総合印象:バランスとスムースさがこのスタイルの最大の特徴。ヘレスのモルトの輪郭、ピルスのホップの特徴を合わせ持ち、それが両者のビールよりもわずかに強い。

歴史:ドルトムント工業地域で発祥したスタイルで、最近のドイツではドルトムンダーは衰退してきている。

コメント:硫酸塩で強調されたホップの苦味を補完するための、しっかりとしたモルティなボディと裏に潜むモルト感を出すために、他のライト・ラガーに比べて初期比重がわずかに高く造られる。「エキスポート」という言葉はドイツのビール税法におけるビールの濃度の分類で「ドルトムンダー」スタイルとは厳密には同義語でない。別の市や地域からのビールがエキスポート濃度で造られ、ラベルにそう表示される。

原料:高レベルの硫酸塩、炭酸塩、塩化物を含む鉱水、ドイツまたはチェコ産のノーブル・ホップ、ピルスナーモルト、ドイツ・ラガー・イースト。

諸元:OG:1.048 - 1.056, FG:1.010 - 1.015, IBUs:23 - 30, SRM:4 - 6, ABV:4.8 - 6.0%

市販例:DAB Export, Dortmunder Union Export, Dortmunder Kronen, Ayinger Jahrhundert*, Great Lakes Dortmunder Gold, Barrel House Duveneck's Dortmunder, Bell's Lager, Dominion Lager, Gordon Biersch Golden Export, Flensburger Gold [*印は日本で入手可能なもの]

2010年03月15日更新

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