11.イングリッシュ・ブラウン・エール
11C.ノーザン・イングリッシュ・ブラウン
アロマ:軽い、甘いモルトのアロマでトフィー、ナッツ、カラメル等の特徴。軽いが魅力的な新鮮なホップ・アロマ(英国種)もある。これらのビールには軽いフルーツ・アロマがハッキリと表れているが、著しく目立ってはならない。非常に弱〜無のダイアセチル。
外観:濃いアンバー〜赤褐色。透明。少〜中のオフ白〜タン色の泡。
フレーバー:おとなしい〜並のモルトの甘味で、ナッツ、軽いカラメルの特徴とミデアム・ドライ〜ドライのフィニッシュ。モルトもトースト、ビスケットまたはトフィーの様な特徴を持つ。中〜中弱の苦味。モルトとホップのバランスはほとんど等しく、ホップ・フレーバーは弱〜無(英国種)。多少のフルーツ・エステルがあり、弱いダイアセチル(特にバタースコッチ)は任意だがあっても良い。
マウスフィール:ミデアム・ライト〜ミデアムのボディ。中〜中強の炭酸。
総合印象:よりドライでよりホップ指向のサザン・イングリッシュ・ブラウン・エールで、カラメルよりもナッツの特徴を有する。
コメント:イングリッシュ・ブラウン・エールは一般的に地理上の線に沿ってサブスタイルに分けられる。
原料:イングリッシュ・マイルド・エールまたはペール・エール・モルトをベースにカラメル・モルトが加わる。少量のダーク・モルト(例えば、チョコレート・モルト)も入ることがあり、色とナッツの特徴を付ける。英国産ホップ種が最もオリジナル風。中程度の炭酸塩水。
諸元:OG:1.040 - 1.052, FG:1.008 - 1.013, IBUs:20 - 30, SRM:12 - 22, ABV:4.2 - 5.4%
市販例:Newcastle Brown Ale*, Samuel Smith's Nut Brown Ale*, Riggwelter Yorkshire Ale, Wychwood Hobgoblin*, Tröegs Rugged Trail Ale, Alesmith Nautical Nut Brown Ale, Avery Ellie's Brown Ale, Goose Island Nut Brown Ale, Samuel Adams Brown Ale [*印は日本で入手可能なもの]
2010年03月27日更新
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